元伊代表DFザッカルド、異例のSNS就活に成功 「チームが見つかった」と喜びの報告

LinkedInで来季の所属クラブを募集、数々のオファーが届いていることを明らかにした

 2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)優勝メンバーの元イタリア代表DFクリスティアン・ザッカルドがビジネス特化型のSNS「LinkedIn(リンクトイン)」で来季の所属クラブを募集していたが、サッカー界で異例の就職活動作戦に大成功。「チームが見つかった」と喜びの報告をしている。

「すでにチームが見つかったよ。世界で最大かつ、最強のチーム、それは君だ。君たちの愛情、熱意、サポートで多くの(クラブから)熱意を手にすることができたんだ」

 ザッカルドはSNSでこう喜びを爆発させた。具体的なクラブ名は伏せているが、すでに数々のオファーが届いていることを明らかにしている。

 SBやCBに対応する万能型のDFは2004年に加入したパレルモでブレークしてイタリア代表に選出された。06年ドイツW杯の優勝メンバーとなり、08年にはヴォルフスブルクで日本代表MF長谷部誠と同僚になったほか、その後はパルマ、ACミランなどを渡り歩いていた。

 2016年からセリエBのヴィツェンツァ・カルチョに所属していたが、2018年までの残っていた契約を解除。フリーとなっていた。

「鋳型を壊すと最近は大騒ぎになってしまうけれど、これからの将来、他のアスリートもリンクトインでクラブを探すようになるんじゃないのかな。移籍先を見つけた時にスポーツビジネス学校に奨学金を出すことを決めた」

 現在35歳のザッカルドは移籍先探しの新たな手法を確立させたことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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