柴崎のライバルであり、パスの受け手に? へタフェがモロッコ代表MFを獲得

2列目ならどこでも対応するファジルが加入 柴崎とトップ下を争うか

 MF柴崎岳の加入が決まったヘタフェは、新シーズンにリーガ・エスパニョーラ1部での戦いに向けて着々と選手補強を果たしている。柴崎が起用される可能性のあるトップ下など2列目ならどこでも対応するオールラウンドなモロッコ代表MFファイサル・ファジルの獲得を公式サイトで発表した。

 フランス生まれでモロッコとの二重国籍を持つファジル。「メディアプンタ」、日本語に置き換えれば攻撃的MFとしての起用が想定される28歳のアタッカーは、同サイトによるとリーグアンのカーンで2011年にトップデビューを飾り、同クラブで公式戦95試合に出場した。

 その能力を買ったスペインのエルチェに移籍して2014-15シーズンを戦うと、翌年からはリーガの中堅クラブで知られるデポルティーボ・ラコルーニャに加入。昨シーズンは24試合出場、うち先発は14試合にとどまったものの、「キャリア通算では35ゴールを挙げている」と決定力の高さに期待を寄せている。

 2年の契約期間を結んだファジルは、2015年11月15日にモロッコ代表デビューを飾るなど、代表クラスのクオリティーを持つ選手だ。ボランチでもプレーできる柴崎としてはファジルがパスの受け手になると同時に、トップ下での起用を想定した際にはポジションを争うライバルの一人となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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