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バッジョ、メッシ、ベッカムら名手も失態 記憶に残る“宇宙開発PK”を放ったのは?
ザザはしばらくバッシングを受ける結末に…
名手によるまさかの“宇宙開発”として、ブラジル代表FWネイマールの失敗も取り上げられている。2012年にコロンビアとの親善試合でPKキッカーを任されたネイマールは、助走でフェイントをかけてキックしたが、そのボールは急角度で上昇。テレビカメラの画面からも消えていく衝撃の弾道で打ち上げた。
また、イングランドの“貴公子”にして世界最高のキッカーとも呼ばれたMFデイビッド・ベッカムも、2003年の欧州選手権予選トルコ戦で大失敗を犯した。普段通りの助走から踏み込んだ軸足は大きくスリップ。スライディングしながら蹴るようになったシュートは、クロスバーのはるか上を越えてスタンドの2階席へ向けて飛んでいった。
欧州王者レアル・マドリードの主将であるDFセルヒオ・ラモスにも苦い思い出がある。2012年、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝でバイエルン・ミュンヘンと対戦。セカンドレグ終了後にもつれ込んだPK戦でラモスはクロスバーの上にキックを失敗し、レアルは欧州王者への道が断たれた。また、そのレアルで長らく主将を務めた元スペイン代表FWラウールも、2000年の欧州選手権フランス戦でPKをクロスバーの上に失敗している。
記憶に新しいところでは、昨年の欧州選手権イタリア対ドイツでも大失敗が起こった。イタリア代表FWシモーネ・ザザは、のちに母国メディアから“ザザ・ダンス”と呼ばれるピョコピョコと小走りの助走で相手GKマヌエル・ノイアーをけん制したが、キックはゴールからはるか上に失敗。ループシュートの予告をして横に外したFWグラツィアーノ・ペッレとともに、しばらくバッシングを受ける結末になった。