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バッジョ、メッシ、ベッカムら名手も失態 記憶に残る“宇宙開発PK”を放ったのは?
伊メディアが月面着陸にちなんで特集、バッジョはPKを外して「悲劇の主人公」に
7月20日(日本時間21日)は1969年にアポロ11号が月面着陸を果たした日だ。イタリア衛星放送局「スカイ・イタリア」が、それにちなんでサッカー選手の“宇宙開発PK”を「バッジョからメッシまで、PKを月まで飛ばした日のこと」と特集している。
イタリアらしく、1人目は元イタリア代表FWロベルト・バッジョの1994年アメリカ・ワールドカップ決勝戦が取り上げられた。
ブラジルを相手に0-0でPK戦に入ったゲームで、先攻のイタリアは1点ビハインドで5人目のバッジョを迎えた。外せば敗戦が決まる状況で、名手のキックはクロスバーの上を越えていった。テレビ放映の都合で昼間のゲームがほとんどになった灼熱のアメリカで、満身創痍の天才はチームを決勝まで導いたが、最後の最後で「悲劇の主人公」になった。
また、タイトルの懸かったゲームでPKを打ち上げた名手としてアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの名前も挙がった。2016年の南米選手権決勝で、後攻のアルゼンチン1人目のキッカーとして登場したメッシは、クロスバーの上に外してまさかの失敗。このゲーム後のメディアやサポーターの批判に心を痛め、一時は代表引退を発表するに至っている。また、2015年大会の決勝では、FWゴンサロ・イグアインがPKをクロスバーの上に打ち上げた。2大会とも決勝は、PK戦の末にチリが勝利して連覇を成し遂げている。