「無礼だ」 ドルトムントCEO、ミランの手法を非難 オーバメヤンを巡る交渉で禍根

オーバメヤンとの約束の期間が終了、残留を発表したと説明するヴァッケCEO

 ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはACミランやパリ・サンジェルマン移籍の可能性が浮上していたが、ドルトムント側が今夏の移籍交渉に応じない方針を発表し、去就問題に決着がついた。ところが、いまだに火種が残っているという。ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOはオーバメヤン獲得を公言していたミランの手法に「無礼だ」と非難している。地元紙「レビア・シュポルト」が報じた。

 日本で浦和レッズと戦い、中国ではACミランとの親善試合もこなしたドルトムントは移籍市場閉幕まで1カ月以上残したなタイミングで、ストライカーの残留を発表した。これには昨季31ゴールでブンデス得点王に輝いたエースとの約束があったという。

「オーバメヤンはここ数年を通じて我々に大きな貢献をしてくれた。だからこそ、我々は彼に移籍市場で違う解決法を見つけるために8週間の時間を与えることを決めたんだ。双方の野心を満たすオファーも提示された。だが、時間切れだ。我々は来季について計画を練らなければいけない。その計画は彼とともに進めたいんだ」

 ヴァッケ氏はオーバメヤンと約束していた去就決定期間が終了し、残留発表に至ったと説明している。だが、昨季中国人オーナーが就任し、チャイナマネーの投入で名門復活の道を急ぐミランのやり口に疑問を投げかけている。

 

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