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親日家の現役スカウト部長が語る「香川、飛躍のカギ」 お手本はオランダ代表10番
絶えず動き回り、豊富な運動量が必要に
昨季アヤックスでリーグ戦14ゴール10アシストと活躍したクラーセンは、ボス戦術の申し子だった。アヤックス時代の4-3-3では中盤の3人はポジションを固定せず、攻守に流動性を見せていた。攻撃時には絶えず動き回り、的を絞らせずにマーカーを翻弄する一方、守備時には深い位置まで帰陣するなど、豊富な運動量が必要になるという。
「クラーセンはたとえるなら、アトレチコ・マドリードのグリーズマンのようなクオリティーの持ち主です。もちろんポジションは違います。グリーズマンは前線の選手。クラッセンはもっと低い位置でプレーをします。彼はミッドフィルダーとフィニッシャーの良いミックスと言えます。すごくレアなタイプで、ここまで高いレベルの選手はそこまでいません」
フランス代表のエースFWアントワーヌ・グリーズマンとポジションは違えど、類似性があるというクラーセンについて、リトバルスキー氏はこう語った。2020年まで契約延長に応じた香川がボス政権で飛躍を果たすうえで、昨季アヤックスで10番を背負い、3月の国際親善試合でオランダ代表の10番も託されたMFの動きが最高のお手本となるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images