ドルトムントの19歳FWが圧巻の2ゴール 浦和守備陣は脱帽「世界との差」「異次元」
西川「シュートのタイミングも上手かった」
また、後半40分には一時2-2の同点ゴールとなるヘディングを決めたDF遠藤航も、モルについては「一人だけコンディションが出来上がっていたし、異次元」と振り返った。そして「ああやって19歳でこれだけのプレーができる選手がゴロゴロいますから。日本にあれだけ体が出来ている19歳はいないと思います」と語っている。
GK西川周作は「ドリブルの初速の速さが凄いし、ボールの置き所とか質も高く、シュートのタイミングも上手かったので世界を感じました。ゴール前の余裕があるとも感じました」と明かす。一方、同12分に強烈なミドルシュートをセーブしたが「(シュートに)パンチがありましたね。ワンステップであの無回転シュートを打つのは、一人だけ体が出来上がっていた感じです」と、そのシュート力やテクニックの高さを称えた。
昨季は途中出場が大半だったモルだが、“トルコのメッシ”と呼ばれる才能を日本のピッチで見せつけた。多くの選手がプレシーズンでコンディションがまだ上がっていないなか、全開モードのドリブラーは浦和の守備陣に世界基準を痛感させたようだ。
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轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images