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リバプール監督が突如ローマに出没 その理由は?
ジェラードの後継者、MFピャニッチと極秘交渉か
リバプールのブレンダン・ロジャース監督はローマに極秘訪問していたが、サポーターのツイッターで暴露されてしまうアクシデントが起きた。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
10日に行われたプレミアリーグ第25節のトットナム戦で劇的な3−2勝利を収めた直後、ロジャース監督は試合後の記者会見をアシスタント・コーチのコリン・パスコー氏に任せると、足早にスタジアムを離れた。パスコー氏は「ヨーロッパでミーティングがある。クラブの問題で、君たちには関係ない」と詳細を明らかにしなかったが、指揮官が向かった先はイタリアの古都だったという。
ローマ市内にある世界最小の国家「バチカン市国」で、偶然遭遇したリバプールの男性サポーターとの笑顔の写真撮影が13日早朝、ツイッター上で流出した。「ローマ法王に会いにきたんじゃないのかな」とサポーターは写真とともにメッセージも載せていたが、ロジャース監督がイタリア極秘裏に赴いた理由は、ASローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチの獲得に向けた交渉だった可能性が高まっている。
リバプールは、今季終了後にMLSのLAギャラクシーへの移籍が決まっているキャプテンの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードの後釜を探しているため、ボスニア代表キャップ56試合を誇る25歳の実力者は補強候補の1人と地元メディアで報じられていた。
ロジャース監督はFA杯5回戦が控えているため、14日にイギリスに帰国予定という。過密日程の中、強行軍でローマに赴いたことを考慮すると、ピャニッチこそがレジェンドの後継者の本命なのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images