ミラン電撃交渉、ユーベDFボヌッチと5年契約で合意 ライバルクラブから引き抜き成功

伊代表のボヌッチ獲得でクラブ間合意、移籍金54億円

 ACミランが、国内6連覇中の王者からディフェンスラインの要を引き抜くことに成功した。ユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ獲得でクラブ間合意に至り、選手とは5年契約で合意したと発表された。

 ユベントスに対してミランが支払う移籍金は4200万ユーロ(約54億円)となり、3年間の分割払いで合意したという。ボヌッチはペップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティやアントニオ・コンテ監督が率いるチェルシーが2年越しで獲得を狙っていたが、チャイナマネーを得たミランが電撃交渉で合意を勝ち取った。

 ボヌッチはリーグ6連覇を最終ラインの中央で支え、3バックにも4バックにも対応可能。対人能力、カバーリング、ビルドアップに加え、セットプレーでの得点能力も高く、世界最高峰のセンターバックとして高い評価を受けている。しかし、昨季後半にマッシミリアーノ・アッレグリ監督との対立が伝えられ、今オフに環境を変える決断に至った。幼少期からゴール裏でユベントスの応援をするほどのファンだったが、同じイタリアのライバルクラブへの移籍を決断している。

 そして、イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は、新星ミランでボヌッチがキャプテンを務めることになると報じている。スタメン11人のうち8人か9人が新加入選手になることが予想される“寄せ集め”状態でスタートするミランにおいて、名実ともに中核を担うことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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