18歳GKドンナルンマ、破格の年俸8億円! 紆余曲折を経てミランと2021年まで契約延長
一度は交渉が決裂して退団濃厚となるも、ミランが翻意させることに成功
ACミランは11日、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとの契約を2021年まで延長したことをクラブ公式サイトで発表した。その年俸は、18歳の選手としては破格の金額になったと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
2015-16シーズンにシニシャ・ミハイロビッチ監督によってデビューのチャンスを得たドンナルンマは、2年間で不動の守護神としての地位を築き上げた。イタリア代表にも招集され、“イタリアの未来”とも称された逸材だが、昨季終了後に去就問題が浮上。ミランが2018年6月30日までだった契約の延長をオファーしたところ、交渉は決裂。U-21欧州選手権に出場した際には、偽ドル札をばらまくサポーターが現れ、“金の亡者”だと揶揄する「Dollarumma(ダラールンマ)」のチャントまで鳴り響いた。
一時は退団濃厚と目されたが、ミランは交渉を再開させ、見事に翻意に成功した。11日に2021年までの契約が正式発表されたが、同紙の記事によるとドンナルンマの年俸は600万ユーロ(約8億円)となり、ティーンエージャーとしては巨額の収入を得ることになった。ミランの公式サイトでは、ドンナルンマとクラブ関係者が笑顔で握手をかわす写真が掲載されており、次なる旗頭への期待が述べられている。