苦悩の本田、インザーギ監督に教え請う 伊紙「本当に最後のサムライ」
「チームに一番、役に立つにはどうしたらいいんですか?」
ACミランで長らくゴールから遠ざかる日本代表FW本田圭佑がフィリッポ・インザーギ監督にアドバイスを求めたと12日付の地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。同紙は「ミランには好調な本田が必要」と報じ、背番号10に奮起を促している。
本田は数日前に指揮官のもとに足を運び、「チームに一番、役に立つにはどうしたらいいんですか?」と質問したという。インザーギ監督は自分から率先してアドバイスを求めてきた姿に驚きつつも、「このまま練習を続けろ。みんなの模範となれ。ゴールは戻ってくるだろう。悩み苦しむことはない」と答えたという。
そのような行動をとった本田について、同紙は「本田は本当に最後のサムライだ。すべてを捧げる、誇り高き男、特に戦士。この日本人はものすごくモチベーションを上げている」と言及し、その姿勢を高く評価している。
一方で本田とミランの調子が“シンクロ”していることも指摘。背番号10は開幕7試合で6得点2アシストと大活躍し、その間、ミランも上位争いを繰り広げたが、その後、本田が得点に絡めなくなるとチームも徐々に失速していった。本田は1月のアジア杯でチームを離脱していた期間を含め、リーグ戦で約4か月ノーゴールが続いており、ミランも現在11位と低迷している。
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