元イタリア代表FWがミランの“補強効果”に疑問 「トッププレーヤーの姿が見えない」
今夏移籍市場で大型補強のミラン、“重戦車FW”ビエリ氏が持論を展開
かつてイタリア代表やインテルなどで“重戦車”と呼ばれゴールを量産した元イタリア代表FWクリスティアン・ビエリ氏が、今夏の移籍市場で積極補強を続けるACミランについて「補強の効果には疑いが大きい」と話している。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ミランは今夏の移籍市場でポルトガル代表FWアンドレ・シウバ、トルコ代表MFハカン・チャルハノールなど多くの選手を獲得した。昨季までのレギュラーから7、8人ほど入れ替わるのではないかと予想される大型補強を展開しているが、ビエリ氏はその効果に疑問を呈している。
「ミランの補強の効果については疑いが大きいと言わざるを得ないね。センターフォワードにアンドレ・シウバを獲得したのは良いと思う。彼は良い選手だと思うからね。ただ、全体を見回してみた時に、いないことが考えられないほどの選手、つまりはトッププレーヤーの姿が見えない」
ミランは昨季終盤に中国資本への株式売却交渉が成立し、莫大な“チャイナマネー”を背景に、昨季までの財政難から脱却。主力を売却し、“ゼロ円選手”の補強を進めていた近年の分を取り返すかのような反転攻勢に出ている。
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