エバートンが総額150億円弱の大型補強へ ルーニーの次にクラブ最高額で狙うのは…
プレミア屈指のFKキッカー、スウォンジーMFシグルズソン獲得の可能性浮上
エバートンの勢いが止まらない。マンチェスター・ユナイテッドからFWウェイン・ルーニーを補強したのに続き、スウォンジーのアイスランド代表MFギルフィ・シグルズソンを移籍金3200万ポンド(約47億円)で獲得する可能性が浮上している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
シグルズソンはプレミアリーグ屈指のFKキッカーとして知られている。ポジションはMFならばどこでもこなせるうえ、ゼロトップシステムの偽9番としてもプレー可能。過去3シーズンで公式戦30得点と決定力も十分で、ロナルド・クーマン監督はFWロメル・ルカク移籍で懸念される攻撃力の低下を補う存在として期待を寄せているという。
エバートンは今夏、どこよりも積極的な大型補強に乗り出している。クラブ史上最高額となる3000万ポンド(約44億円)でサンダーランドからGKジョーダン・ピックフォードを獲得したのをはじめ、マラガFWサンドロ・ラミレス、バーンリーDFマイケル・キーン、アヤックスMFダフィ・クラーセン、KASオイペンFWヘンリー・オニェクら若手の実力者を次々と獲得。そして、9日には2004年以来13年ぶりの復帰となるルーニーの加入が発表された。
補強費の総計はすでに7000万ポンド(約103億円)を超えており、クラブ記録を再び更新する3200万ポンドでシグルズソンを獲得すれば、大台1億ポンド(約147億円)に到達するという。多額の資金を投じているが、マンチェスター・ユナイテッド移籍合意が発表されたルカクの売却で7500万ポンド(110億円)を回収している。
昨季もリーグ7位に終わったエバートン。大型補強が実を結び、長年超えることができなかったビッグクラブの壁を突き破ることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images