指揮官の進退が懸かった浦和が新潟に薄氷の勝利 阿部とR・シルバがゴール、6分間の逆転劇
R・シルバが古巣から決勝ゴール
1点ビハインドで前半を終えた浦和は後半もボールを持ちながらチャンスを作れない時間を過ごした。しかし同29分、DF森脇良太が約25メートルのロングシュートを放つとボールはゴールポストを直撃。その跳ね返った先にいたMF阿部勇樹が無人のゴールに蹴り込み、1-1の同点に追いついた。
これで勢いに乗った浦和は同34分、MF柏木陽介の左CKをゴール前でR・シルバが頭で合わせると、ボールはGK守田達弥の正面に飛んだが、弾かれたボールを自ら押し込んでゴール。R・シルバにとっては、昨季まで在籍した古巣から奪ったゴールで、4月22日のコンサドーレ札幌戦以来のリーグ戦7得点目となり、浦和が2-1と勝ち越しに成功した。
6分間で逆転劇を演じ、1点差を逃げ切った浦和は勝ち点を29に伸ばし、天皇杯とボルシア・ドルトムント戦を挟んだ7月22日の次節は、首位に立ったセレッソ大阪とのアウェーゲームとなる。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images