オーバメヤン獲得を狙うミランのオファー内容が判明 中国クラブが上を行く条件提示

ミランは移籍金75億円、4年契約で年俸9億5000万円を用意 天津権健は…

 ACミランは日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのエース、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの獲得を目指しているが、そのオファー内容が判明した模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランはドルトムントに対して、移籍金6000万ユーロ(約75億円)を提示。オーバメヤンに対しては、年俸750万ユーロ(約9億5000万円)の4年契約で総額3000万ユーロ(約38億円)を用意しているという。

 しかし、それ以上の条件をドルトムントと選手サイド双方に提示しているクラブがある。それが、元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が監督を務める中国の天津権健で、移籍金8000万ユーロ(約100億円)に年俸3000万ユーロ(約40億円)の巨額オファーだという。

 ドルトムントは7月20日頃を目途に、オーバメヤンに対して残留するか否かの判断を迫っているという。

 ミランはかつてオーバメヤンの保有権を持ち、他クラブにレンタル移籍させるなどしていたが、2012年にサンテチエンヌへ移籍金180万ユーロ(約2億2000万円)で完全移籍させていた。今回の提示条件で妥結すれば30倍以上の値段で買い戻しを図ることになる。

 中国クラブからの条件提示によりマネーゲームにも発展しそうな情勢を見せるオーバメヤンの移籍騒動だが、ミランは韋駄天ストライカーを確保することができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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