鹿島がFC東京と2-2ドローで首位陥落 今季のリーグ戦アウェー連勝は「8」でストップ

ペドロ・ジュニオールが2ゴールも勝ち越せず、大岩新体制の公式戦連勝も「6」で止まる

 J1リーグ前半戦を首位で折り返した鹿島アントラーズは8日、アウェーで第18節FC東京戦に挑み、2-2のドローに終わった。開幕からリーグ戦で敵地8戦全勝を続けていたが、今季初めて勝ち点3を逃すことになった。

 5日のG大阪戦(1-0)から中2日での一戦は、FWペドロ・ジュニオールの一撃で幕を開けた。前半16分、右サイドをDF西大伍が突破しクロス。このボールをニアでFW金崎夢生が頭で合わせると、これはFC東京GK林彰洋が弾いたがゴール前に詰めたP・ジュニオールが頭で押し込んだ。

 先制後も主導権を握っていた鹿島だが、前半終了間際に守備陣の一瞬の隙を突かれてFC東京MF橋本拳人に同点ゴールを許すと、後半開始早々の3分にも相手の連携で守備網を切り裂かれ、再び橋本に得点を奪われ逆転されてしまう。

 前戦から中2日の披露も影響してか、その後は攻めあぐねる時間もあったが、この状況を再びP・ジュニオールが救う。強烈な右足の一撃でゴールネットを揺らし、2-2の同点に追いついた。

 試合はそのまま終了。敗戦こそ免れたものの、大岩剛監督の就任後続いていた公式戦の連勝は「6」で、開幕から続いていた敵地でのリーグ戦連勝も「8」でストップ。同日に行われた試合で勝ち点1差の2位セレッソ大阪が3位柏レイソルに2-1で勝利したため、首位陥落となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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