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スペイン代表FW、傷心のレアル残留も ユナイテッド移籍決定的から一転…悪夢の破談か
モラタのユナイテッド移籍は6月中旬に発表とも報じられたが、エースの事件で歯車狂う
レアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタは、今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定的とされてきたが、悪夢の破談が現実味を帯びている。スペイン紙「AS」が報じた。
モラタは昨季終了時点でユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が獲得を熱望。移籍交渉はトントン拍子に進み、6月中旬には正式発表も間近だと報じられていた。しかし、レアルのエースが起こした事件が歯車を狂わせた。
FIFAコンフェデレーションズカップに参加するためにポルトガル代表に合流したレアルのエースFWクリスティアーノ・ロナウドが、レアルからの退団希望を代表のチームメートに公言したと大きな話題になった。そのため、レアルは事実確認に追われたうえに慰留の必要に迫られ、そのタイミングでモラタの移籍交渉は一時凍結されていた。
その後、交渉は再開されたものの、レアルはモラタ獲得への要求額を9000万ユーロ(約122億円)まで跳ね上げたという。さらにエバートンFWロメル・ルカクがユナイテッド移籍でクラブ間合意に達したと発表され、モラタ獲りから撤退という可能性が高まっている。
看板3トップ「BBC」(カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、ロナウド)が前線に君臨するなか、ジネディーヌ・ジダン監督からレギュラーポジションを与えられなかったモラタは、新たな挑戦にモチベーションを高めていたという。しかし、順調に見えた移籍交渉は一転して悪夢の破談となり、傷心のレアル残留というシナリオが浮上している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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