欧州王座奪還を狙うユベントスの秘策 今夏移籍市場の“隠れ本命”はレアル司令塔か

水面下でモドリッチの獲得を画策か

 イタリア王者ユベントスは、悲願の欧州王座奪還に向けて今夏の移籍市場で最大のターゲットとしているのは、そのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で敗れたレアル・マドリードのプレーメーカーの模様だ。イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。

 ユベントスは昨季のCL決勝でレアルに1-4で敗れた。準決勝までの12試合でわずか3失点の堅守を崩壊させたレアルの中心部で輝きを放っていたのが、クロアチア代表MFルカ・モドリッチだ。端正なマスクで世界中に女性ファンも多いモドリッチだが、ゲームメークのセンスも一級品。長短を織り交ぜたパスと機を見たドリブルで敵陣を崩していく。

 そのプレーメーカーを、ユベントスは今夏の移籍市場で“獲得を夢見る存在”と位置付けているという。イタリアでは前人未到のリーグ6連覇と一強状態だけに、ターゲットは20年遠ざかっている欧州王座の奪還。そのためには、元イタリア代表MFアンドレア・ピルロが退団して以降、ゲームメーク力が下がっているとされる中盤に超一流の“レジスタ”を必要としているという。

 これまで、レアルからブラジル代表DFダニーロの獲得を狙うなどサイドバックの補強を推し進め、モナコの18歳新鋭フランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得レースに参戦するとも報じられてきたユベントスだが、“隠れ本命”はモドリッチのようだ。欧州の頂点に返り咲くための補強は欧州王者からという補強政策は、果たして成功するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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