日本代表監督候補浮上のラウドルップ氏にQPRが触手か 英紙が報じる

 

QPR後任監督の本命にラウドルップ氏?

 

 日本代表の次期監督有力候補に挙げられている現カタール1部レクウイヤのミカエル・ラウドルップ監督がプレミア1部のQPRの次期監督に就任する可能性が急浮上した。英地元紙「デイリー・ミラー」が「QPR後任候補。ミカエル・ラウドルップが本命に急浮上」と見出しで報じている。

 健康上の理由などでハリー・レドナップ監督が先週電撃退任を表明したQPRは現在2部降格圏外ギリギリの17位で熾烈な残留争いを展開している。

 次期監督と目されていたトットナム元監督のティム・シャーウッド氏は年俸300万ポンドを要求しているために、交渉が暗礁に乗り上げたという。

 そこで急浮上したのは昨年2月にプレミア1部スウォンジー監督を退任したラウドルップ氏だという。スウォンジーでの指揮1年目の2013年シーズンにリーグカップを優勝する実績を残したが、クラブ側は主力を次々に放出したために対立も表面化。昨年1月の移籍市場閉幕とともに解任された。

 一方、日本サッカー協会はスペイン1部監督時代の八百長疑惑に関連してハビエル・アギーレ監督との契約を発表したばかり。協会側が選出している有力候補としてラウドルップ氏と交渉しているとも報じられている。

 現役時代にデンマーク代表の天才アタッカーとしてその名を知らしめ、眉目秀麗、指導者としても確かな実績があり、日本代表としても三拍子揃った後任監督候補だったが、有力候補がまさかの“強奪危機”。資金力に優れるロンドンの古豪が強力なライバルとして浮上してきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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