モウリーニョ監督に逸材を見る目なし!? 「放出後に飛躍した10人」を英メディア特集

73億円で放出のDFが優勝の立役者に

 昨季チェルシー優勝の立役者の一人、ブラジル代表DFダビド・ルイスは5番目に登場している。チェルシー時代の14年シーズン、指揮官はこのストッパーをパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍金5000万ポンド(約73億円)で放出。PSGではリーグタイトルを獲得し続け、昨季チェルシーに復帰。D・ルイス復帰はアントニオ・コンテ監督の「神業」と記事では評価されており、モウリーニョ監督にとっては痛恨の事態となった。

 今季ローマからリバプール移籍の決まったブラジル代表FWモハメド・サラーは6番手で登場。モウリーニョ政権のチェルシー時代にフィオレンティーナとローマに期限付き移籍で放出され、後に完全移籍でローマの一員となった。昨季11アシストを記録した高速ウインガーは、ユルゲン・クロップ監督の眼鏡に叶い、リバプール移籍を果たすことになった。

 サウサンプトンのスペイン人MFオリオル・ロメウもまた名将との決別後に開花した男だ。バルセロナ下部組織出身の新鋭は23歳だった15年にわずか600万ポンド(約9億円)でサウサンプトンに移籍。「セント・メアリーズで中盤の圧倒的な力となっている」と記事では称賛され、2年間で大きな成長を示した。

 レアル・マドリード監督時代にバレンシアのアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライを放出した過去もクローズアップされている。ガライはその後、ベンフィカで活躍し、昨季はバレンシアで主力としてフル稼働。チェルシーの補強候補としてリストアップされている。

 

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