浦和が川崎に4失点完敗 代表CBコンビ崩壊、ペトロヴィッチ監督の奇策も空回り
川崎の攻撃陣が爆発、ホームで浦和を4-1と撃破
浦和レッズの奇策は通じず完敗を喫した。AFCチャンピオンズリーグ(AFC)による延期分のJ1第13節が5日に行われ、浦和は川崎フロンターレと対戦。今季初めて4バックでスタートしたが、日本代表選出のセンターバックコンビが崩されて1-4で敗れた。
浦和は右からDF森脇良太、DF遠藤航、DF槙野智章、DF宇賀神友弥の4バックを組んだ。6月のロシア・ワールドカップアジア最終予選で日本代表入りしたメンバー3人が入り、川崎対策に打って出たミハイロ・ペトロヴィッチ監督だったが、その采配は完全に空回りした。
立ち上がりから新システムに戸惑いボールの取りどころが定まらない浦和は、最終ラインも強度を発揮できなかった。前半16分、川崎FW阿部浩之が右サイドから斜めのパスをFW小林悠に入れると、遠藤は簡単に小林に前を向かれてしまい、そのままGK西川周作と1対1に。小林が難なくシュートを決めて1-0と先制した。
さらに同29分、川崎はMF中村憲剛が振り向きざまのスルーパスを出すと阿部が抜け出してGK西川との1対1を決めて2点目。阿部を挟むように立っていた遠藤と槙野はパス1本で完全に置き去りとなった。ハリルジャパン選出コンビで組んだセンターバックが完全に崩壊し、川崎が2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
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