ドイツの名将がクロップの将来を予言 「いつかバイエルンの監督に就任するだろう」

フィッツフェルト氏が持論「クロップは国際的なビッグトロフィーがまだ足りない」

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は就任2年目の昨季をリーグ4位で終え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらした。手腕を証明したドイツ人指揮官について、かつてバイエルンやドルトムントを率いたオットマー・フィッツフェルト氏は、プレミア制覇後にバイエルン・ミュンヘンの監督に就任すると予言したという。ドイツメディア「T-online」が報じている。

 ドルトムントで日本代表MF香川真司の才能を開花させたクロップ監督は、リバプールで3年目のシーズンを迎えようとしている。“情熱のカリスマ”は今や本拠地アンフィールドの目玉のひとつとなっているが、偉大な先人にはその先が見えているようだ。

「ユルゲン・クロップはトップの指導者だが、他の監督と比べると国際的なビッグトロフィーがまだ足りない。彼はじきにプレミアリーグの王者になるだろう。私は確信している」

 クロップ監督はブンデスリーガ優勝2回、カップ戦でも優勝1回とタイトルを手にしているが、ドルトムントとバイエルンでCLを制覇したドイツの名将・フィッツフェルト氏は、「T-online」のインタビューに対して、世界屈指の名将と呼ばれるにはCLなどの国際的なタイトルが必要だと説いた。一方で、クロップ監督がレッズの愛称で知られる名門に1989-90シーズン以来のリーグタイトルをもたらすと考えているという。

「彼はリバプールですでに偉大なチームを築いている。モチベーターで、ドイツの指導者の最高の広告塔として認識されている。イングランドで認知度を高めるのは困難なことだが、彼はやってのけたんだ」

 

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