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ローマの英雄にトリノ指揮官がラブコール 現役続行オファーにトッティの返事は?
ミハイロビッチ監督が「戦力として考えている」と発言、本人もコンタクトを取るが…
今季限りでASローマを退団した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティに対し、J2東京ヴェルディが獲得に乗り出していることが話題を呼んでいるが、“ローマの王子”はトリノからの現役続行のオファーを断ったようだ。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
トッティは意外な男からラブコールを受けた。
発信源は、現役時代に宿敵ラツィオで史上最強のFKキッカーとして名を馳せたトリノのシニシャ・ミハイロビッチ監督。2015-16シーズンにACミランで日本代表MF本田圭佑を指導した鬼軍曹は、「彼はもう1年プレーできると思う。私は彼にとっての最後の監督になりたい。彼をトリノの戦力として考えている」とトッティについてコメントしたという。
ミハイロビッチ監督の発言を聞くと、トッティも直接コンタクト。記事では「海でリラックスしている時にミハイロビッチの携帯電話を鳴らした。美しい言葉とオファーに感謝を述べるためだ」とトッティの行動を報じている。しかし、オファーには色よい返事はできなかったという。
トッティは強化担当としてフロント入りすると報じられている。さらに、現役時代にローマとイタリア代表で共闘した新監督のエウゼビオ・ディフランチェスコ氏の「我々は強化幹部として彼が残留するとほとんど確信している。彼の傍で仕事ができれば幸せだ」というコメントを紹介。併せて、「もしシニシャが海外のクラブで指揮していたら、この結婚は実現したかもしれない」との見解を示している。
米メジャーリーグサッカーへの移籍も噂されるなど、去就が大きな注目を集めているトッティ。プロ25年間を過ごした愛するクラブへの忠誠を誓い、ローマの地に残るのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images