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宮市を襲った前十字靭帯断裂の悪夢 再発リスクが高まる“二つの条件”とは
予防策にウェイトトレーニングを推奨
「予防としては、ウェイトトレーニングを重点的に勧めています。方向転換、着地、減速という3つの動作を改善する狙いがあります。これらの動作では『エキセントリック収縮』という筋肉の使い方が大事になります。伸張性収縮と呼ばれる、筋肉が伸びながらパワーを発揮する状態のことを言います。特に、減速をする際に必要になります。筋肉が一旦伸ばされた後に、収縮される時の筋肉の使い方を改善することができると思います」
そして新盛院長は、「日本のサッカー選手は、ウェイトトレーニングにあまり取り組んでいません。若い年代から長期的に取り組むことが、予防策とパフォーマンスアップに向けて必要だと考えます」と、日本サッカー界に対してウェイトトレーニングの積極的な導入を提言していた。
[PROFILE]
新盛淳司
新浦安しんもり整骨院入船院代表
柔道整復師、鍼灸師
新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院、クローバー鍼灸整骨院代表。柔道整復師、鍼灸師の資格を持ち、関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔をセルティック時代から支える。JFLブリオベッカ浦安のチーフトレーナーも務めている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images