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クロップ監督の仰天ゲン担ぎ!? 「勝ち点3のために毎週歯を抜くつもり」
勝利の願掛け
ドルトムントは現在、ブンデスリーガ16位で2部降格圏から脱出した。その光明を見いだしたチームを率いるユルゲン・クロップ監督が、7日のフライブルク戦(3-0で勝利)に続く1部残留を成し遂げるゲン担ぎとして毎週歯を抜くという仰天発言をしている。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトなど欧州のメディアが一斉に報じた。
フライブルク戦前にドイツ人指揮官は自分の歯を抜いたという。親知らずか、虫歯だったのか、願掛けだったのかの分からない。だが、最下位に沈んでいたクラブは、クロップ監督の苦行に応えるように、64日ぶりに勝ち点3を手にした。そして、2部降格圏を抜け出した。
ガゼッタ紙によると、クロップ氏はフライブルク戦後、「私は数時間前に歯を抜いた。そして、試合に勝った。シーズン終了まで残り14試合。毎試合勝ち点3を取るために毎週一本歯を抜いていくつもりだ」と宣言したというのだ。
4日には、本拠地でアウクスブルクと対戦し、0-1で敗れた。その試合後、サポーターが激怒。主将のドイツ代表DFマッツ・フンメルスらがゴール裏で選手と会談し、直接説明する危機的状況に陥った。
独ビルト紙はよもやの不振に苦しむ名将の異常な決意についてこう記している。
「成人には親知らずを除いて28の永久歯が存在するが、ユルゲン・クロップはボルシア・ドルトムントを救うためにその半分を犠牲にするつもりだ」
クロップ監督は残留争いの苦しさを痛みとともに、その体に刻み込もうとしているのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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