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元ブラジル代表“暴君”MFがイブラヒモビッチにラブコール 「一緒に勝利しようぜ」
F・メロがインスタグラムでパルメイラス移籍を勧める
世界中に名を馳せたブラジルの“暴君”が、元スウェーデン代表FWに熱烈なラブコールを送っている。パルメイラスの元ブラジル代表MFフェリペ・メロが自身のインスタグラムを通し、6月30日でマンチェスター・ユナイテッドを契約満了となったズラタン・イブラヒモビッチにブラジル行きをアピールしている。
メロの暴君ぶりが世界に知れ渡ったのが、2010年の南アフリカ・ワールドカップ。決勝トーナメント準々決勝のオランダ戦、競り合いになったところでFWアリエン・ロッベン(バイエルン)を踏みつけ、レッドカードを提示された。その際の主審が、日本人レフェリーの西村雄一氏だったことから、日本でも大きく報じられたワンプレーになった。
イタリアではフィオレンティーナ、ユベントス、インテルといった名門チームでプレーしたが、ラフプレー癖は全く改善されず。インテル時代には空中戦で相手の頭部に蹴りを見舞って一発退場を科されるなど、数多くのレッドカードを提示された。結局、ヨーロッパに行き場がなくなると、2017年1月に母国ブラジルのパルメイラスに移籍している。
そのメロは、ユナイテッドとの契約が満了した元スウェーデン代表FWに熱烈なラブコールを送っている。7月1日にイブラヒモビッチが更新したインスタグラムに対し、約1年前にパリ・サンジェルマンを退団する際、イブラヒモビッチがローマ時代の将軍ユリウス・カエサルの名言にちなんで残した「来た、見た、勝った」の言葉を二人称にし、こう綴った。
「来て、見て、勝て」
そして、「やあ、フェノーメノ(怪物)。パルメイラスに来いよ、兄弟。一緒に勝利しようぜ」と、インスタグラム上で勧誘のメッセージを送っている。
イブラヒモビッチ自身も様々な武勇伝を持つ暴君であるが、メロは共鳴する何かを感じたのだろうか。右膝前十字靭帯損傷の大怪我から復活を目指すカリスマストライカーに、ブラジルでの共闘を呼び掛けている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images