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ミランがトルコ代表司令塔獲得で合意 20%割引を勝ち取り移籍金26億円で決着
伊メディアが報道、チャルハノール獲得で合意
日本代表MF本田圭佑が契約満了で退団したACミランは、レバークーゼンのトルコ代表MFハカン・チャルハノール獲得に成功した模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が、同選手のミラン移籍が合意に達したと報じている。
記事によれば、ミランはトップ下として非凡な能力を持ち、セットプレーのキッカー職人として名高いチャルハノールにターゲットを定めて交渉してきたという。そして、移籍金2000万ユーロ(約26億円)に成果ボーナス400万ユーロ(約5億円)の条件で妥結。チャルハノール自身とは年俸250万ユーロ(約3億円)に成果ボーナスを付ける4年契約で合意し、現地時間2日にもミラノでメディカルチェックと正式契約を予定していると記している。
今回の交渉では、ミランの手際の良さが光った。レバークーゼンは当初3000万ユーロ(約38億円)の移籍金を要求していたが、満額のボーナスが発生しても2400万ユーロ(約31億円)で、およそ20%の“割引”を勝ち取ったことになる。
2016-17年シーズンのチャルハノールはトラブルに巻き込まれていた。
カールスルーエのユースに所属していた2013年に、トルコ1部トラブゾンスポル移籍で契約を結びながらも最終的に拒否した問題で、スイス・ローザンヌのCAS(スポーツ仲裁裁判所)から2月2日に4カ月間の出場停止処分を下され、FIFA(国際サッカー連盟)もこの判決を認めていた。
このため、チャルハノールはシーズン前半戦のみの出場となった。15試合6ゴールと結果を残していたとはいえ、半年間のブランクは決して小さくない。それでも、来季UEFAヨーロッパリーグ出場権を得て復権を目指すミランにとって、心強い司令塔が加わることになりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images