浦和の関根が後半ATに劇的“6人抜き”決勝弾! 広島に4-3と逆転勝利し5戦ぶり白星

ズラタンの同点弾もアシスト

 しかし、リズムに乗れない浦和はあっさりとリードを手放してしまう。後半2分に広島は右サイドから攻撃を組み立てると、浦和は最終ラインのマークがルーズになりFW皆川佑介をゴール前でフリーにしてしまい1点を奪われた。さらに同9分、広島は前線3人の崩しで途中出場のMFアンデルソン・ロペスがGK西川周作との1対1を決めて2-2の同点に追いついた。

 浦和はFWラファエル・シルバを投入して興梠との2トップにシフトしたが、ゴール前のプレーに精度を欠いた。そして迎えた同27分、遠藤がボールを奪われたところから一気にカウンターを受けて、アンデルソン・ロペスにこの日2点目のゴールを奪われて2-3と逆転を許した。

 それでも浦和は同40分、中央に入り込んだ関根がワンタッチのスルーパスを出すと交代出場から1分のFWズラタンが豪快に蹴り込み3-3の同点に追いついた。そして後半アディショナルタイム、左サイドの低い位置でボールを持った関根がドリブルを開始すると一気に広島守備陣を切り裂いた。ゴール前を横切るように5人、6人とかわしていった関根はゴール前右サイドからシュートを叩き込み、4-3の逆転勝利を導いた。

 浦和はリーグ戦では5月14日のアルビレックス新潟戦以来の5試合ぶりの勝利。関根の一撃で勝ち点3を奪い取った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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