本田のミラン3年半を伊メディア総括 “10番”として物足りなさも「偉大なプロ意識」を再評価

6月末で契約満了、プロ人生初の無所属選手となった本田を特集

 日本代表FW本田圭佑は6月30日にACミランと契約満了になり、プロ人生で初めて無所属選手となった。イタリアメディアは3年半過ごしたミランでのキャリアを改めて振り返り、「クラブの歴史を変えなかったが、模範的なプロフェッショナルと証明した」と評価されている。

「ホンダ、ミラン最後の日。チームに仕えた3年半のプロフェッショナリズム」と特集したのは、ミラン専門ニュースメディアの「milannews.it」だった。

 2014年1月にミランに加入した本田は、4シーズンにわたってミランの背番号10を背負った。リーグ戦では14-15シーズンに6得点を決めた以外は、各シーズン1得点。かつての名門の栄光の10番を背負う選手としては落第点と言える数字だが、練習場で貫いた姿勢は今でも評価されている。

「ミランの歴史を変えた選手の一人としては絶対に記憶されないが、ケイスケ・ホンダはロッソネリにおける3年半で模範的なプロであることを証明した」

 フィールド外でのスポンサー集めなどの功績から「マーケティングマン」などと命名し、本田の背番号10剥奪を提案するなど、在籍期間中は厳しい視線を送っていた同メディアだが、出番がなくとも練習場で黙々とトレーニングを続ける態度は評価していた。

 

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