マンUの土壇場の同点弾に敵将脱帽 「ロングボールに対抗できなかった」

マンUは土壇場で勝ち点1奪取も順位を一つ下げる

 指揮官はボルトン監督時代から中盤を省略し、自陣からのロングボールで敵陣を急襲する、いわばパワープレー戦術の信奉者としても有名。昨季解任されたデイビッド・モイーズ前監督時代に引き続き、ロングボール主体の戦術で勝ち点を積み重ねていくマンチェスター・Uのシンプルなスタイルは“ロングボール専門家”にも脅威となっている様子だ。
 一方、アラダイス監督の発言に、ルイス・ファン・ハール監督は敏感に反応している。
「彼らがロングボールでくることを、我々は事前に分かっていた。だが、彼らはセカンドボールを全て奪った。フェライニの存在でチームのスタイルが変わった。フェライニのおかげで多くのチャンスを生み出すことができた」
 ファン・ハール監督はそう語り、ウェストハムこそロングボールを多用していたと強調している。
 イングランド代表DFルーク・ショーが退場となったマンチェスター・Uは後半27分からベルギー代表MFマルアン・フェライニを投入。同選手をターゲットにロングボールとクロスを多用し、敗戦を免れた。ただ勝ち点1を得たものの、順位はサウサンプトンに抜かれ、4位となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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