コンフェデ杯で“ヤング・ドイツ”が決勝進出の快進撃 レーブ監督「選手たちに賛辞を送りたい」
若手や代表で出場機会の少ない選手主体のドイツ、準決勝でメキシコに4-1と圧勝
ドイツは現地時間29日にコンフェデレーションズカップ準決勝でメキシコに4-1と圧勝し、決勝進出を決めた。経験豊富な主力を温存し、若手主体のメンバーで快進撃を続けるチームにヨアヒム・レーブ監督も手応えを感じているようだ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」がコメントを報じている。
ドイツは序盤からメキシコを圧倒。前半6分、8分に中盤から攻め上がったMFレオン・ゴレツカが立て続けにゴールを奪ってリードを広げると、後半13分にDFヨナス・ヘクターのアシストからFWティモ・ヴェルナーが追加点を奪った。同44分にはFWマルコ・ファビアンの強烈なミドルシュートで1点を返されるも、アディショナルタイムにMFアミン・ユネスがダメ押しの1点を決めて勝利を手にした。
ドイツは2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)のプレ大会と位置づける今大会で、GKマヌエル・ノイアーやDFマッツ・フンメルス、MFメスト・エジルら主軸を軒並み温存する形で招集せず。20代前半の若手や代表で出場機会の少ない選手を中心としたメンバーで臨みながらも、南米王者チリとの決勝に駒を進めた。
チームの指揮を執るレーブ監督は「(チームの決勝進出に)驚いているか? 私は彼らを練習から見てきた。とても良くやってくれている」と若きイレブンをねぎらうと「我々が決勝に進出することは誰も予期していなかったことだろうね。私はとても嬉しいよ。若い選手たちには賛辞を送りたい」と想定外の躍進ぶりを称えた。
ロシアW杯の行方を占うこの大会をヤング・ドイツが制し、世界王者の底力を再び世界に知らしめることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images