レアル会長、C・ロナウド退団騒動で痛烈メディア批判 「クラブを傷つけようと動いている」

報道にクレームをつけたペレス会長 「彼は怒り、傷ついている」とロナウドに言及

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに突然降って湧いたレアル退団騒動。スペイン紙「マルカ」が報じるところでは、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が痛烈なメディア批判を口にしたという。

 現在ロナウドはコンフェデレーションズカップに参戦しているが、ロナウド本人はこの話題について口をつぐんでいる。それもあって憶測がエスカレートしているなか、ぺレス会長はモナコの18歳新鋭FWキリアン・ムバッペについて問われると「彼は非常に優れた選手だ。ただレアル・マドリードでは18歳でプレーできる選手は数少ない」と冷静に話したが、ロナウドの件になると報道に対してクレームをつけた。

「彼はレアル・マドリードと契約を結んでいる。コンフェデ杯でのプレーが終われば、話し合いの場を持つだろう。彼は正直な人物だし、すべての義務を順守している」

 退団騒動の発端となったロナウドの肖像権を巡る脱税疑惑について否定すると、口調はヒートアップしたようだ。

「私は(代理人の)ジョルジュ・メンデスと話していて、クリスティアーノとの間にはなんの問題もないということになっている。あなた方は待たなければならないし、彼は怒り、傷ついている。レアル・マドリードを傷つけようとの意図だけで動いているジャーナリストがいる」

 メディアの報道姿勢を真っ向から批判している。剛腕で知られるぺレス会長だけに、憶測の報道に対しては毅然とした態度を示すことが、ロナウドへの誠意なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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