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柴崎の新天地候補に浮上のセルタ 有望株争奪戦に敗れ、日本人司令塔にターゲット変更
地元紙で柴崎移籍の可能性について言及 プレーメーカー獲得が優先課題に
テネリフェのMF柴崎岳は1部昇格プレーオフを含む終盤戦の大活躍でスペイン中にその存在を大きくアピールした。チームはプレーオフ決勝で敗退したものの、柴崎には様々な新天地候補が挙がっており、昨季UEFAヨーロッパリーグで準決勝進出を果たしたセルタの地元メディアなどでも扱われている。
セルタの地元であるガリシアの地元紙「ラヴォス・デ・ガリシア」では日本人アタッカーについて移籍の可能性が浮上したことを伝えている。また柴崎に対しては昨季スペイン国王杯準優勝のアラベス、1部常連のマラガからも声が掛かっているとし、それと同時に柴崎はEU圏外の選手であることについても触れている。
その報道から一歩踏み込んで報じているのは、バルセロナを基幹とする「ムンド・デポルティーボ」紙だ。セルタが柴崎獲得に向けて動き出した理由には、メキシコの有望株として知られるMFイルビング・ロサノの獲得失敗にあるという。
メキシコの世代別代表でプレーし、A代表でも出場経験のある21歳を巡り、セルタはオランダの名門PSVとの争奪戦に敗れた。中盤のプレーメーカー獲得が優先課題となっているだけに、別のターゲットを探す必要性があるため、セルタは日本人司令塔に狙いを変更した模様だ。
同紙ではテネリフェでの活躍ぶりに加え、昨年のFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード相手に2得点を決めたことについても触れられている。コンディション不良などありながらもこの半年間で「シバサキ」の名は、着実にスペインの中で響き渡っている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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