PSGがディ・マリア獲得のため今夏にカバーニ、ラベッシを売却か

 

ファイナンシャル・フェアプレーの規定遵守に向けた資金調達へ

 

 パリ・サンジェルマンがマンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア獲得のための資金捻出に向けて今夏にウルグアイ代表FWエディソン・カバーニとアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシを売却する方針であることを英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

 ディ・マリアがレアル・マドリードに所属していた時から獲得を熱望していたPSGだが、マンUとの争奪戦に敗れた形となった。しかし、依然として獲得を諦めていない様子で、UEFAのファイナンシャル・フェアプレーの規定を遵守するため、カバーニとラベッシを売却し、資金調達を目論んでいるという。

 マンUはディ・マリア獲得に5970万ポンド(約106億円)を支払っているため、引き抜く際はPSGも同等の額を支払う必要があるとされている。そのため、カバーニを4500万ポンド(約80億円)、ラベッシを1400万ポンド(約25億円)で売却し、その資金をアルゼンチン代表アタッカーにあてる方針であるとのことだ。

 一方、ディ・マリアも最近はその去就が注目されており、マンU側は慰留に努める方針も、本人は移籍に気持ちが傾き始めているという。記事では以前にディ・マリアが発した「いつかPSGでプレーしてみたい」とのコメントも紹介しており、早い段階での退団も現実味を帯びてきているようだ。

 PSGにとって最大の難所はファイナンシャル・フェアプレーの存在。カバーニとラベッシを売却し、資金調達に成功した際は、ディ・マリアの電撃移籍に拍車がかかることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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