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英紙が調査、来季プレミア20クラブ別「最高移籍金」 16クラブが16年以降に記録更新
今オフに4クラブが記録更新、唯一の2000年代はニューカッスル
近年のテレビ放映権料の高騰などで下位クラブでも豊富な資金力を持つプレミアリーグ。6月の時点ですでにクラブレコードを更新する大型移籍を決めるクラブも現れているが、さらなるビッグディール成立の噂も続々と飛び出している。
英紙「デイリー・ミラー」は現地時間25日時点における各クラブの歴代最高の移籍金額を紹介。来季プレミアリーグを戦う20クラブ中、半数以上の16クラブが2016年以降にクラブ史上最高額での移籍を成立させていることが分かった。
すでに今オフの移籍市場で記録を更新したのは4クラブ。それぞれエジプト代表FWモハメド・サラー、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードを獲得したリバプールとエバートンというマージーサイドの両雄に加え、昇格組のブライトンとハダースフィールドもそれぞれオーストラリア代表GKマット・ライアンとベルギー代表FWローラン・ドゥポワトルをクラブ最高額で補強している。
その他にも、昨夏にサッカー界史上最高額の8900万ポンド(約126億円)でフランス代表MFポール・ポグバを獲得したマンチェスター・ユナイテッドを筆頭に、ストーク・シティ(2016年冬)、ボーンマス、クリスタル・パレス、レスター・シティ、サウサンプトン、スウォンジー、トットナム、ワトフォード、ウェストブロム、ウェストハム(いずれも2016年夏)、バーンリー(2017年冬)まで、実に16クラブが2016年以降にクラブ史上最高額の移籍を成立させている。
ロマン・アブラモビッチ会長による買収でオイルマネーを手にしていたチェルシーは2011年1月に獲得したスペイン代表FWフェルナンド・トーレスが過去最高。また、大半のクラブが2010年代に入って続々とクラブレコードを更新しているなかで、今季1部昇格を果たしたニューカッスルは2005年のFWマイケル・オーウェン獲得が最高と唯一2000年代の移籍が記録として残っている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images