FIFAがロシアの34選手をドーピング疑惑で調査 14年W杯出場23人にも疑惑の目

W杯開催を来年に控えロシアに激震走る

 2018年ワールドカップ(W杯)の開催国であり、現在コンフェデレーションズカップが行われているロシアは、国家ぐるみのドーピングで国際問題に発展しているなか、FIFA(国際サッカー連盟)はサッカーロシア代表にも調査の手を伸ばしていることが明らかになった。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 ロシア代表は2014年ブラジルW杯で、グループリーグ敗退となった。世界アンチドーピング機関(WADA)は、ドーピング疑惑の容疑者1000人以上のモニタリングを進めているが、当時のロシア代表メンバー23名を含む34選手が疑惑のリスト入りしていると報じられている。

 そしてFIFAはこのたび、WADAによるロシア代表選手に対する調査状況を把握しているという。「FIFAにはワールドカップ開幕までに思慮深い結論を下さなければいけない重大な使命が存在する」と、WADA元責任者で弁護士のディック・パウンド氏は語ったという。

 2014年W杯メンバーで、今回のコンフェデ杯のメンバーに入っているのはGKイゴール・アキンフェエフ(CSKAモスクワ)やMFユーリ・ジルコフ(ゼニト)ら6選手。W杯を1年後に控えて、開催国代表が疑惑に揺れている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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