「日本人アタッカーの素晴らしさが少し出た」 テネリフェ地元紙が1アシストの柴崎に及第点

2戦合計2-3でヘタフェに敗れ、リーガ1部昇格を逃す

 テネリフェMF柴崎岳は現地時間24日に行われたリーガ・エスパニョーラ1部昇格プレーオフ決勝、ヘタフェとの第2戦で1アシストを記録したもののチームは1-3で敗戦。2戦合計2-3となり、1部復帰を果たせなかった。地元紙「エルドルサル」の採点ではチームが全体的に低評価となるなかで、柴崎は10点満点中「6点」と及第点をつけられた。

 開始12分でヘタフェに2得点を許す苦しい展開のなか、柴崎が反撃の狼煙を上げる。同17分、相手クリアボールを拾ったMFアイトール・サンスからの展開で、左サイドでボールを受けた柴崎がゴール前に鋭いラストパスを送る。これをFWロサーノがスライディングで合わせると、相手GKのニアサイドを打ち破り、貴重なアウェーゴールを決めた。

 しかし同37分に、ヘタフェのMFパチェコにこの日2点目を許し、合計スコア2-3と再びリードを許した。そしてホセ・ルイス・マルティ監督は後半5分、準決勝2試合210分間フル出場、決勝第1戦も試合終盤までプレーしていた柴崎の疲労を考慮したのか、交代の決断を下した。

 中2日の過密日程とはいえ、プレーオフ4試合の3得点すべてに絡んでいた柴崎がピッチを去ると、攻撃のアクセントが減った。試合終了直前にはパワープレーで何回かチャンスを作ったものの、ゴールを割ることはできなかった。

 同紙の各選手採点では5点が多く並ぶなか、柴崎は得点を決めたロサーノ、その起点となったアイトール・サンス、最後方で必死のセーブを見せたGKダニ・エルナンデスらと同じチーム最高点となる6点がついている。

 

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