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柴崎1アシストもテネリフェが1部昇格逃す PO決勝でヘタフェに2戦合計2-3で敗戦
第2戦でも貴重なアウェーゴール演出も、前半3失点で逆転を許す
MF柴崎岳がチームの窮地を救うアシストをマークしたものの、テネリフェに悲願の1部昇格をもたらせなかった。現地時間24日に行われたリーガ・エスパニョーラ1部昇格プレーオフ決勝、ヘタフェとの第2戦で柴崎は1アシストを記録したものの1-3で敗戦。2戦合計2-3となり、2009-10シーズン以来の1部復帰はならなかった。
柴崎は準決勝2試合210分間フル出場、決勝第1戦も試合終盤までプレー。中2日が連続する過密日程のなかでも、ホセ・ルイス・マルティ監督は先発で送り出した。
しかし試合序盤から、ホームのヘタフェの押せ押せムードにテネリフェは耐えられない。前半9分、テネリフェは右CKを与えると、ゴール前の混戦からファウルリンに蹴り込まれ、合計スコアを1-1とされた。さらに同12分に左サイドを崩されると、MFパチェコのシュートが突き刺さり追加点。あっさりと合計スコアで逆転を許した。
その嫌なムードを振り払ったのは柴崎だった。同17分、相手クリアボールを拾ったMFアイトール・サンスからの展開で、左サイドでボールを受けた柴崎がゴール前に鋭いラストパスを送る。これをFWロサーノがスライディングで合わせると、相手GKのニアサイドを打ち破る。合計スコア2-2ながら貴重なアウェーゴールをアシストした。
しかし同37分、再びヘタフェにゴールを奪われる。左サイドを突破されると、MFポルティージョのシュートはGKダニ・エルナンデスがセーブしたものの、こぼれ球をパチェコに詰められ1-3。合計スコアでも2-3と逆転されて前半を折り返した。
反撃したいテネリフェは後半に入って5分、疲労を考慮したのか、指揮官は柴崎交代の決断を下す。しかしその後のテネリフェは攻撃に厚みがなくなり、得点を奪えず。同40分にはFWアマトがゴール前でオーバーヘッドシュートを放つが、わずかにゴール右へと外れた。試合はこのまま終了。テネリフェと柴崎にとって悲願だった1部復帰は夢と消えた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images