堂安がオランダに期限付き移籍 東京五輪を見据えた決断「海外ならどこでも良かったわけじゃない」
オランダ1部のフローニンゲンへ期限付き移籍、期間は18年6月30日まで
ガンバ大阪のU-20日本代表MF堂安律が23日、オランダ1部のFCフローニンゲンに期限付き移籍することが発表された。クラブ公式ツイッターでも緊急記者会見の内容は随時更新され、移籍決断の理由などに関する本人のコメントを伝えている。
市立吹田サッカースタジアム内で緊急記者会見に臨んだ堂安は、シーズン途中での移籍決断に至った理由について言及。先のU-20ワールドカップで世界と対戦したことで、東京五輪までに早く海外に挑戦し、ステップアップしたい想いが強くなったと伝えている。
堂安はU-20ワールドカップ初戦の南アフリカ戦でいきなり決勝点を挙げると、イタリア戦では鮮やかな4人抜きドリブルから同点ゴールをマークし、チームを決勝トーナメントに導いた。16強での敗退に悔しさを露わにしていたが、世界と対峙するなかで思うものがあったようだ。
また、公式ツイッターによれば、クラブの選定については「海外ならどこでも良かったというわけではなく、自分の力が出せるチームを選んだ」とし、試合出場への強いオファーがフローニンゲンへの決め手になったという。
1971年創立のフローンニンゲンにはかつて、オランダ代表FWアリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)やウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)らが在籍。国内リーグでの優勝はなく、2016-17年シーズンは8位。14-15年シーズンにKNVBカップでクラブ初の主要タイトルを獲得している。
期限付き移籍期間は18年6月30日までで、25日のホーム川崎戦がガンバ大阪でのラストゲーム。19歳の天才レフティーは不退転の決意でオランダに渡る。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images