“たった一人”で声援を送る日本人サポーターが海外で話題に 英誌「ずば抜けた献身だ」
天皇杯で名古屋に0-6完敗のSRC広島 ガラガラの観客席にいた一人のサポーターが注目集める
日本の5部リーグに相当する中国サッカーリーグ(中国地方の広島、岡山、山口、島根、鳥取の5県のチームが所属)のSRC広島は、21日の天皇杯2回戦でJ2名古屋グランパスと対戦し、0-6と大差で敗れた。試合会場のパロマ瑞穂スタジアムのSRC広島側スタンドは閑散としていたが、たった一人で声援を送り続けたサポーターの存在が注目を浴びている。
これに目をつけたのは、英国のサッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」。SRC広島は風間八宏監督率いるJ2名古屋の前に6失点で完敗し、2回戦敗退が決まった。試合後、選手たちがファンの元へ挨拶に向かうも、スタンドはガラガラの状況。しかし、「SRC広島」と書かれたフラッグを掲げた一人の熱心なサポーターの存在がSNSなどでも話題となっていた。
同誌はこれを写真付きで特集している。「SRC広島は名古屋グランパスに6-0で敗れた後、唯一のファンに感謝した」との見出しで紹介し、この印象的なサポーターについて、「あの男性、ずば抜けた献身だ」と言及されている。
SRC広島を破った名古屋は、現アーセナルのアーセン・ベンゲル監督がかつて率いていたこと、そして元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が所属したことについても触れられている。しかし、同メディアが注目したのは日本の5部チームを支える一人の熱狂的なサポーターで、その光景はサッカーの母国にも衝撃を与えたようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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