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ドルトムント幹部が20歳の至宝デンベレ放出を真っ向否定 「なんの交渉もない」
バルサやレアルが熱視線を送るも、ツォルクSDは「ドルトムントでプレーする」と明言
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのフランス代表MFウスマン・デンベレは、バルセロナやレアル・マドリードといったメガクラブが狙う存在となっている。しかし、スポーツディレクター(SD)のミヒャエル・ツォルク氏は「なんの交渉もない」と断言し、残留を主張した。ドイツ紙「レヴィア・シュポルト」が報じた。
デンベレはバルセロナや日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティなどが争奪戦を繰り広げたとされる昨夏、フランス1部のレンヌからドルトムントへ移籍。加入1年目の今季、公式戦10得点21アシストと大活躍を見せたことで、オフの注目銘柄となっている。
これに対し、ツォルクSDは「デンベレは長期契約(2021年6月末まで)を結んでいる。それを全うするつもりだ」として今夏に放出する意思がないことを明かしている。また、「なんの交渉もない」と他クラブからの接触についても否定。「彼は新シーズンもドルトムントでプレーする」と強調した。
ドルトムントは昨オフ、前主将でドイツ代表DFのマッツ・フンメルスをライバルのバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれたのをはじめ、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(マンチェスター・ユナイテッド)と主力が相次いで移籍。今年はリーグ得点王のガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの去就が不透明となっている。
主力の大量流出が毎年の“恒例”となっているドルトムントだが、20歳の至宝を放出する意思は毛頭ないようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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