アフリカ杯準決勝で地元サポーターが暴徒化 「戦争地帯のよう」

決勝進出のガーナ代表・グラント監督「選手の安全を危惧している」

 ガーナサッカー協会の公式ツイッターはその危険な状況を「ガーナのサポーターが本当に危険な状態に追い込まれたため、警察のヘリが上空を警戒。今まさに戦争地帯のよう」と写真付きでレポート。さらに「ガーナのファンは野蛮な暴力行為によりスタジアムを退去した。いわれもない攻撃はまだ続いている」と赤道ギニアサポーターの蛮行によって“戦場”と化した状況を報告した。

 ガーナサポーターがスタンドの隔離された場所に避難し、試合は再開したが、スタンドの負傷者は続出し、病院に搬送されたという。

 かつてチェルシーを率いたガーナ代表のアブラム・グラント監督は「何が起きたのか分からなかった。ピッチ上で事件や暴力行為を目撃した。心配していないとは言えない。選手の安全を危惧している。それは私にとって重要だ」と語っている。

 サッカー界を揺るがす暴動を引き起こした同杯の決勝戦は9日にガーナとコートジボワールが対戦することになっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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