本田、首位ユベントスとの大一番で先発落ちか 伊紙が報じる

 

11月23日のインテル戦以来、今季2度目のリーグ戦ベンチスタートの可能性が浮上

 

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が7日の首位ユベントス戦でスタメン落ちとなる可能性が浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が先発布陣を予想し、背番号10はベンチスタートとされている。

 ユベントス戦では前節のパルマ戦で採用した変則4トップの4‐2‐4システムから、定番の4‐3‐3システムへ変更となる見通し。アジアカップに参加していた本田は、欠場した試合以外での先発落ちは昨年11月23日のミラノダービーのみ。今回はそれ以来、2度目のベンチスタートの可能性が高まっている。

 本田の定位置だった右ウイングにはパルマ戦で1アシストを決めたイタリア代表FWアレッシオ・チェルチが入り、1トップは今季12得点の元フランス代表FWジェレミー・メネズ、また左ウイングには肩鎖関節故障から復調しているイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが先発復帰すると予想されている。

 1月の移籍市場で大型補強を敢行したミランで出場機会をめぐる競争が激化していることは本田自身も感じていた。

「ボナヴェントゥーラはもう少しで戻って来ます。そうなって来た時に、攻撃陣は非常に多い。そこでレギュラー争いっていうのは、まず一つ絡んでくると思うんですけど、その中でもしっかりと自分の役割をこなしたい。得点にも絡むことで一つでも多くの勝利に貢献したいなと思います」

 パルマ戦後にそう語っていた背番号10。同試合では右のアタッカーで先発したが、フィリッポ・インザーギ監督は左に配置したチェルチのパフォーマンスが悪いと見るや、本田とポジションを入れ替えるように指示。右サイドに移ったチェルチはドリブル突破から決定機を演出した。

 地元メディアや番記者は本田が左ウイングに配置転換されると予想していたが、インザーギ監督から信頼を集めていたはずの本田はセリエA3連覇中の王者との一大決戦で、ベンチスタートとなってしまうかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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