レアル会長がC・ロナウドの無実と残留明言 「彼が収入を隠したことは一度もない」

ペレス会長がレアル寄りの地元紙でインタビューに応じる

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、2021年までの会長職続投が決定的となった。その一方で退団の意思を表明したとされるクリスティアーノ・ロナウドについて、スペイン紙「マルカ」の独占取材に応じた。ゴールマシンの残留を明言し、現在スペインで置かれている状況を完全擁護している。

 ペレス会長は2000年に会長に就任して“銀河系軍団”を築き上げ、06年に辞任。09年に会長へと再任されると、2016-17シーズンには5シーズンぶりのリーガ・エスパニョーラ制覇、史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)連覇を果たすなど、第2期の絶頂期を迎えている。それもあってこれまでの会長職、そして今後の展望について口も滑らかだったが、ロナウドの件については厳しい表情を浮かべて語った。

「私はいつか彼と話をするつもりだが、私は彼とまだ話をしていない。代表チームに集中しているところを邪魔したくはない」としたうえで、「税務問題についてはクリスティアーノに課せられた最悪の事態であり、私は彼に同意します。一部のメディアは脱税をしたというイメージを彼につけているし、彼のプロフェッショナルな名声と誠実さはなかなか理解されない。推定無罪は考慮されていない」

 まず指摘したのは、ロナウドの身に降りかかった脱税疑惑だ。日本円にして18億円にも及ぶと言われる肖像権の虚偽があったとスペイン税務局から告発があったものの、クラブとして完全にバックアップすることを明言している。

 

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