「アニマルだ!」 マラドーナがC・ロナウドを絶賛 「彼がアルゼンチン人だったら…」
マラドーナ氏がロナウドにラブコール、代表でメッシとの共演を夢想
現在サッカー界で最も注目を集めている人物は、レアル・マドリードからの退団をほのめかしたとされるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。今後の去就については様々な憶測を呼んでいるが、あるレジェンドからラブコールを送られていることが話題となっている。
ラブコールを送ったのは、1980年代から90年代初頭に世界ナンバーワンプレーヤーとして君臨したディエゴ・マラドーナ氏だ。マラドーナ氏はアルゼンチンのテレビ局「TyC Sports」の番組に出演し、サッカー界の事象についてあれやこれやと放談した。
その際、昨夏の欧州選手権で自身初となる代表でのタイトル獲得を果たし、通算4度目のバロンドールを獲得したロナウドについて独特の表現で称賛している。
「クリスティアーノはアニマルだ! 彼がアルゼンチン人だったら、どんなに良かったことか!」
その得点嗅覚を野生のレベルだと絶賛すると同時に、もしロナウドがアルゼンチン代表であったならば、自らの獅子奮迅で1986年のメキシコワールドカップ(W杯)で優勝を果たして以来、縁遠くなっている代表での栄光が近づいたはずだとしている。ただアルゼンチンと言えば、もう一人のスーパープレーヤー、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシにも言及している。
「だけど俺は今もメッシの方が好みだ。彼はサッカーを楽しんでいて、簡単に相手を上回っている。彼はまだ自分自身でW杯を勝ち取った経験はないが。もしW杯を勝てないとしても、彼のことを我々は永遠に記憶していくはずだ」
レジェンドがロナウドとメッシの競演を夢想したくなるほど、現状のアルゼンチン代表はロシアW杯南米予選で苦戦を強いられている。果たしてセレステ・イ・ブランコ(水色と白/アルゼンチン代表の愛称)はマラドーナ氏の言葉に奮起することができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images