UEFA公式サイトのフォロワーがトーレスの古巣復帰を今冬最高の移籍に選出
エルニーニョ復活にファン歓喜
欧州サッカー連盟(UEFA)は、公式サイトで今年1月の移籍市場での最高の移籍ベスト5を選出した。ACミランから期限付き移籍でアトレチコ・マドリードに7年半ぶりの復帰を果たした元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが1位に選出された。
UEFA公式サイトのソーシャルメディアのフォロワー5000万人がアンケートで選出し、ビセンテ・カルデロンに凱旋(がいせん)したエルニーニョが1位に輝いた。昨夏、チェルシーから2年間の期限付き移籍でACミランに加入したが、右足首ねんざの影響で公式戦1得点に終わった。失意のまま古巣に復帰したトーレスだったが 、1月15日のスペイン国王杯5回戦レアル・マドリード戦で2得点を挙げ、28日の同準々決勝バルセロナ戦でもゴールを決めるなど、強豪相手に実力を証明した。
7年半前にアトレチコからリバプールに移籍した際、「これがさよならではなく、また会いたい」とサポーターにあいさつしたエースは古巣で輝きを取り戻した。
2位はスウォンジーからマンチェスター・シティに完全移籍で加入したコートジボワール代表FWウィルフィード・ボニー。アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが故障離脱中なだけに、ボニーの加入は連覇を狙うシティには大きな補強となった。
3位はCSKAモスクワからASローマに完全移籍で加入したコートジボワール代表FWドゥンビア・セイドゥ。ロシアリーグで95試合61得点と 実力を証明済みだ。
4位はバイエルン・ミュンヘンからインテルに期限付き移籍で加入したスイス代表MFジェリダン・シャキリ。すでに自分自身の格は証明していると記事では評価されている。
5位はチェルシーからヴォルフスブルクに加入したドイツ代表FWアンドレ・シュルーレ。スタンフォード・ブリッジでは出場機会に恵まれず、フラストレーションを募らせたが、3000万ユーロという移籍金がその実力を証明している。
セリエA中位のミランで出場機会に恵まれなかったトーレスの移籍が1位に選出される裏には、わずか1カ月間で見せた大活躍に加え、チェルシー時代から影を潜めていたエルニーニョの本領発揮を世界中のフットボールファンは喜んでいるようだ。
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サッ カーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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