ミラン次期監督候補にフィオレンティーナのモンテッラ監督が急浮上
本田は恩師を救えるのか!?
ACミランの次期監督候補にフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の就任が急浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミランの監督、ミランの未来。モンテッラ構想浮上」と報じている。
成績不振によって更迭危機に立たされているフィリッポ・インザーギ監督の後任人事がミラン首脳陣の間で進められているようだ。
記事では「インザーギの株は明確に下がった。ベルルスコーニ会長を納得させるためには、ヨーロッパリーグ入りが必要不可欠。フィオレンティーナの監督がポールポジションについた。ミランは熟して きた。もしも、ピッポが離れたら、モンテッラを好む」と伝えられている。
現在勝ち点29でリーグ8位のミランだが、来季のヨーロッパリーグ出場圏内となる5位サンプドリアとは勝ち点差5に開いている。
5位確保が、インザーギ監督続投に向けたハードルだという。現在6位のフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はインザーギ監督よりも1歳年下の40歳。現役時代は「小型飛行機」の異名で、ローマとイタリア代表のストライカーとしてゴールを量産。監督としても攻撃的なサッカーを掲げており、インザーギ監督と特長は似ている。ベルルスコーニ会長も攻撃的なスタイルを気に入っており、実は2年前にアドリアーノ・ガリアーニCEOはミランへの招聘に動いた経緯があるとされる。
他の公認候補はロシア強豪ゼニトのルチアーノ・スパレッティ前監督、ベンフィカを率いるポルトガル人指揮官のジョルジュ・ジェズス監督。セビージャのウナイ・エメリ監督の名前も浮上している。
日本代表FW本田圭佑にとって、インザーギ監督は右ウイングとして新境地を開いてくれた恩師でもある。開幕7試合で6得点2アシストと爆発したが、それ以降、沈黙が続く。背番号「10」は7日に王者ユベントス戦を控える。何としても久々のゴールという結果と、白星でインザーギ監督の信頼に報いたいところだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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