長友が復帰戦でフル出場 クロスミスを指摘する地元メディアも

アジア杯の負傷から復帰

 インテルは4日、イタリア杯準決勝でナポリと対戦し、後半ロスタイムにナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに決勝点を奪われ、0-1で8強で敗退した。この試合で日本代表DF長友佑都が先発フル出場を果たした。1月23日のアジアカップオーストラリア大会準々決勝UAE戦で負った右太もも裏肉離れから復帰。その奮闘ぶりに地元メディアから及第点を受けたが、「簡単なクロスミスがあまりに多かった」と苦言も呈された。

 地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、長友に合格点ともいえる6点を与えた。パス33本成功で、クロスは5本などのデータも紹介。寸評では、「デ ・グスマン、カジェホン、クリバリーが攻勢を仕掛けてきた前半はかなり後退を余儀なくされたが、後半はかなりの確信を持ったプレーでチームを支えた」と分析している。

 最高点はクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチの6.5点。最低点は失点時にイグアインにかわされたイタリア代表DFアンドレア・ラノッキアの4.5点だった。

 「コリエレ・デロ・スポルト」紙は5点と厳しい評価だった。「アジアカップでの負傷後に復帰した。クリバリーを攻撃する一方、彼のサイドを空けて反撃も受けた。簡単なクロスをあまりにも多く間違えた」とクロスの精度の低さで採点を落としたもようだ。

 最高点はブロゾビッチの6.5点。最低点はラノッキアの4.5点だった。

 また、「トゥット・スポルト 」は平均点の5.5点をつけた。2015年のインテル初戦で、故障の影響を見せずにフル回転した長友だったが、この結果でイタリア杯敗退が確定した。ロベルト・マンチーニ監督の下、リーグ戦と、ヨーロッパリーグで巻き返しを狙うことになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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