両チームが入り乱れるつかみ合い、意識失う病院送りの惨劇… 川崎と広島に起きた”激震の3分間”
川崎が広島に勝利も、一連の騒動に動揺走る
川崎フロンターレは17日、J1第15節でサンフレッチェ広島と対戦し、ホームで1-0と勝利を収めた。しかし、この日は勝敗以上に、ある一連の騒動が大きな波紋を呼んだ。
事の発端は前半16分だった。ピッチ中央で川崎MF大島僚太がボールを受けた際、広島MF青山敏弘が強烈なタックルを見舞う。転倒した大島が直後に青山へ詰め寄ると、後ろから川崎MFエドゥアルド・ネットが猛然と駆け寄って青山を突き飛ばす事態に。これにより両チームの選手たちが入り乱れ、つかみ合いにまで発展したが、主審は川崎側の被ファウルとしたうえで、青山とE・ネットにそれぞれイエローカードを提示し、事態を収拾させた。
ところが、このファウルによるFKで、新たなアクシデントを招いてしまう。FK地点はゴールから30m以上離れていたが、同18分に川崎MF中村憲剛が出した横パスを、大島が渾身の力で右足を振り切るロングシュートを狙った。しかし、このボールがブロックに入った広島MF柏好文の顔面に直撃し、そのままピッチに卒倒した。