清武から定位置奪取の元仏代表MF、保有元シティが見切り 中国移籍でクラブ間交渉成立か
セビージャで「失望のシーズン」となったナスリ、上海申花行きの可能性が高まる
スペインのセビージャで今季前半に日本代表MF清武弘嗣(現セレッソ大阪)と定位置争いを演じた元フランス代表MFサミル・ナスリが、保有権を持つマンチェスター・シティから見切りをつけられ、中国行きの可能性が高まっているという。スペインメディア「fichajes」が報じている。
ナスリはシティからの期限付き移籍でセビージャに渡った。開幕直後に加入したシーズンの前半戦こそ清武から完全にポジションを奪い取り、デビューから公式戦7試合で3ゴールと存在感を発揮したものの、その後は完全に沈黙。ゴール数はその3ゴールから伸びることなくシーズンが終了し、「失望のシーズン」となった。
そのナスリの保有権を2019年6月まで持つシティは、ナスリに完全な見切りをつけて売却の意思を固めたという。そして、そこに手を挙げたのが中国の上海申花。シティは上海申花からのオファーにOKを出し、クラブ間交渉は成立したと報じられた。
シティはナスリに対して選択権を与えない対応を取ると報じられており、ナスリが拒否した場合は、リザーブチーム行きなど非情措置の可能性が出てくる。
上海申花には、日本円にして2年総額約100億円という世界一の超高額年俸で加入した元アルゼンチン代表カルロス・テベスも所属している。創造性を発揮するテクニシャンは、失意の中国行きとなるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1